町長メッセージ
京都府に緊急事態宣言が発令され、1週間が経過いたしました。京都府における新規感染者数は8月26日に600人を超え、過去最多を更新いたしました。京都市・府南部地域においては、病院・保健所などの医療機関に大きな負担がかかっている状況であり、救える命が救えなくなるおそれも生じています。
ここ丹後地域においても、8月の感染者数は過去最多を更新しており、与謝野町においても、今月は27日時点で24名の感染者を確認しております。若年世代が罹患するケースが多く、学校・職場・家庭で感染が広がってしまうといった傾向がみてとれます。
そのような状況を踏まえ、8月26日付けで与謝野町WITHコロナ社会における警戒レベルを「2」に引き上げ、より強い対策を行うことといたしました。開館時間を短縮しておりました公共施設を休館し、可能な限り人と人とが接触する機会を減らすことといたします。また、学校活動においては、8月24日から29日までは、個別指導等を除き、原則すべての教育活動を停止し、児童生徒を登校させることのない対応を行っているところです。
度重なる緊急事態宣言の発令と状況の悪化によって、社会・経済活動の減退を強く懸念しています。特に、地域に根差し活動され、町民の皆様の交流・憩いの場になってきた飲食店や関連事業者の皆様のことを思うと、胸が張り裂けそうになります。町民・事業者の皆様の立場に立ち、各種対策を講じていきます。緊急事態宣言の発令期間は、9月12日までとなりますが、町民の皆様のご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
新型コロナワクチン接種事業の進捗状況ですが、全対象者数の内、1回目の接種者数は67％、2回目の接種者数は54％（8月24日現在）となっています。8月30日には、12歳以上15歳以下の方々に接種券を送付いたします。ご家族でご相談の上、接種を希望される方は手続きを進めてください。
8月7日から事業開始をいたしました「抗原検査キット配布事業」については、主たる想定期間であるお盆休み・夏休みの対応を終えたことを踏まえて、事業を終了することにいたしました。また、国未承認の抗原検査キットを配布したことにより、町民の皆様に不安を抱かせることになったこと、お詫び申し上げます。その上で、法令には準拠しており違法性はないと確認していること、２件の報告があり、いずれも抗原検査キットで陽性反応があり、その後のPCR検査で陽性が確定し、帰省をとりやめたケースがあったことをご報告申し上げます。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
令和3年8月27日
与謝野町長 山添 藤真