日本政府は、京都府に対し発令している緊急事態宣言を6月20日をもって解除し、まん延防止等重点措置へ移行することを決定いたしました。
この判断を受け、西脇京都府知事は重点措置の適用対象は京都市を軸として行うと表明されましたが、京都府民に対しても感染の再拡大を防ぐための予防措置「感染拡大を抑制するための9つの取組」の実施を求められました。また、新型コロナウイルス感染症の影響を強く受ける飲食店に対しては、人数制限や営業時間短縮など一定の予防措置の徹底を要件として、酒類の提供も認めることとされました。
与謝野町においては、5月2日に35例目の感染者の確認を行って以降、新規感染者数はゼロを維持しています。これもひとえに、町民の皆様一人ひとりが感染防止に努めていただいている結果であり、心からの感謝を申し上げます。
宣言解除となりました本日以降は、町の公共施設も一部の施設を除き通常どおりの運営に戻すことといたしました。また、飲食店の皆様などの営業も一定の制限はあるものの再開されることとなります。これまでよりも人の流れが増加し、社会経済活動もゆるやかな回復基調に移行すると期待しております。私自身も感染予防を行いながら、必要な活動を行っていきたいと思います。
そして、新型コロナウイルス感染症を乗り越えるための切り札であるワクチン接種事業ですが、町内医療機関の皆様の献身的なご尽力と町民の皆様のご協力により、順調に進んでおります。現時点で、65歳以上のすべての高齢者のうち約60％の方が1回目の接種を終えられています。今後においても、安全で迅速に事業が進められるよう、関係各所と連携を密にしてまいります。
ワクチンの接種については、ワクチンの有効性や安全性などを十分に検討いただき、町民の皆様において「受ける・受けない」のご判断をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症が広がりを見せてから1年と4ヵ月程度が過ぎようとしています。これまでもそうであったように、今後におきましても、地域社会で支え合いながら、この難局を乗り越えていきましょう。
令和3年6月21日 与謝野町長 山添藤真