最近、町内でサルの目撃情報が多数寄せられています。
町内で目撃されるのは、「ハナレザル」と思われ、群れを離れて独り立ちした若いオスのサルや、群れをはぐれてしまったサルです。他の群れに合流したり、単独生活を続けることもあります。
野生のサルが町内で住民に危害を加えたという事例は報告されていませんが、中には、威勢のいい「ハナレザル」もいますので、見かけた時は、次のことに注意してください。
★★★見かけたときは★★★
●近づかない
むやみに近づくと襲われることがあります。特に幼児などの小さいお子様は注意してください。
●目を合わさない
目を合わせるとサルが威嚇されたと思い、視線をそらした時に襲われることがあります。
●大声を出したり挑発しない
大声を出すことや挑発するとサルが興奮し、人に危害を与える場合があります。
●絶対にエサを与えない、エサを見せない
エサをもらうことを覚えると人間を怖がらなくなり、人の生活圏から離れなくなってしまいます。サルが定着しないよう、ごみや食べ物を外に放置しないようにしてください。
サルの被害を減らすためには、きちんと対策を行うことが重要です。簡単にできる対策もありますし、また、それをみんながやることが非常に大切です。
みんなで協力して、地域をサルの被害から守りましょう。
★★★おもな防除対策(人馴れを防ぐ)★★★
~~~サルの嫌がる地域にしましょう (人馴れが進むと、家屋への侵入や人への威嚇などの可能性が高まります)~~~
●サルのエサをなくす
収穫されずに畑に放置されたままの野菜や捨てられた野菜くず、また、実がなったままになっている柿、栗などはサルのエサとなり、サルが人里に下りてくる原因となります。サルが来ないよう、これらのエサとなるものをなくしましょう。また、絶対にエサを与えないようにしましょう。
(野生のサルは、ペットではありません。おもしろ半分での対応が被害を拡大します。)
●サルを追い払う
サルが出没した場合、石ころや棒切れなどを使って追い払ってください。サルが出没しても追い払わないでいると、サルはそこが安全な場所と認識し、たびたび現れるようになってしまいます。
ただし、追い払うための道具がない場合やこちらが一人だけしかいない場合など、危険を感じる場合にはむやみに近づかず、サルと目を合わさないようにしながら、静かに速やかに遠ざかりましょう。
(人間は怖くないと覚えると、どんな対策をしても追い払い効果が低くなります。被害がなくてもみんなで徹底した追い払いをお願いします。)
◆◆◆あなたも知らない間に餌付けしているかも(見ているだけで進むサルの餌付け)◆◆◆
サルが里に来るようになった原因は、「山の広葉樹林を切り、植林したことでサルの餌が減った。」、「農作業の機械化や兼業農家が増え、田や畑にいつも人がいなくなった。」と言われる人が多いようですが、それだけではなく里の過疎化や高齢化により、未収穫の野菜や果実が増え、里に行けば美味しい餌が食べられることをサルは覚えたからです。
カボチャ畑や大豆畑などにいるサルを見つければあなたは追い払うでしょう。でも、タンポポを食べていたり、レンゲ畑にいるサルを見つけてあなたは追い払うでしょうか。レンゲ畑でたむろするサルを見てカメラを向ける人もいます。
あなたも知らない間に人を恐れないサルを生み出し、里へ導いて(餌付けして)いるのです。里でサルを見かけたら、心を鬼にして追い払ってください。「見たら追う。」このことは、里にサルを近づけないだけでなく、サルを山に帰す保護手段と考えてください。
野生動物がいるということは、それだけすばらしい自然があるということを意味しています。同じ自然界の一員として人間と野生動物との共生を目指して、みんなで知恵と技術を出し合っていくことが今、求められています。<岡山市ホームページより転載>
町内でサルを見かけた場合は、農林課までご連絡ください。
最終更新2020年09月02日(水) 16時44分
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