9月定例会を振り返って

第３８回　平成２３年９月定例会
平成２２年度決算を認定
（一般会計・簡易水道特別会計に付帯決議）

　真夏の様な暑さの９月１日開会の９月定例会
９月～１０月は町内外の行事も多く、１０月６日までの３６日間と長い会期と成りましたが、庁舎問題特別委員会や議会活性化特別委員会も休むわけにはいきません。
また、国の動きも、日本丸の船長が野田船長に交代となりましたが、日本丸の行く手は霧が深く、波・風もあり舵の取りにくい船出かと思われます。
私達、地方にどんな変化があるのかも含め、すみやかな航海に期待したいものであります。

さて、９月定例会は、平成２２年度の決算認定を中心に３２議案と報告３件が上程され、“結果として”全議案を原案通り認定・可決致しました。
“結果として”と申しますのは、決算認定の中で「一般会計の教育費」と「簡易水道特別会計」に於いて、不適切な予算流用がなされており、この２議案に対し、数名の議員の反対がありましたが、賛成多数で認定したのち、この２議案に対し、『今後、二度と過ちのない様に』と、多くの議員の賛成で付帯決議を可決したからです。
　また、「火葬場条例の一部改正」議案では、当初の提案内容に対する議会の指摘と進言により、一端取り下げ、修正後、再提案され、これを可決した経過がありました。
　加えて、報告事案として、交通事故３件があがってきました。小さな事故が大きな事故の兆し。　最近、事故の多いのが気になるところです。
　いずれに致しましても、今定例会決算では、延べ４２人が質疑し、議員の職務の一つであるチェック機能を発揮しながら、平成２２年度決算を認定致しました。
　決算以外の議案に於いても、また、一般質問（１５人が登壇）にあっても、与謝野町の現状の課題や、それぞれの得意な分野で質問・質疑を行いました。
　会期の長さ、質疑の多さは、町村議会の中では、どこにも負けていないのではないかと私自身、自負しておりますが、大切な内容やその中身、そして、質問・答弁時間の配分設定など、見直しが必要ではないかとも感じております。

　厚かましいお願いとなりますが、KYT（ケーブルテレビ）の議会放送を見ていただいての感想や苦情、また、議会だよりに対するご意見をいただければ幸いです。　よろしくお願い致します。
　なお、今定例会でも多くの提案や提言もありました。　これらが今後の町政に生かされることを期待し、９月定例会の報告と致します。

　結びに、台風１２号、１５号による大雨警報に対処していただきました区役員ほか関係者の皆様に感謝申し上げますとともに、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げ、ご挨拶と致します。


　　　　　　　　　　　　　　　与謝野町議会　議長　井　田　義　之