新年度予算がスタート

　第３６回平成２３年３月定例会
　　　　　　　　　新年度予算がスタート

　２月２８日開会の本定例会でありましたが、３月１１日一般質問の最中に発生した「東北地方太平洋沖地震」は、過去に例のない日本列島を揺るがす大震災となりました。　まずもって、被災地の皆様方に衷心よりお悔やみとお見舞を申し上げます。　日本の英知と技術を結集し、一日も早い安全と、復旧　復興を願わずにはいられません。

　皆様ご承知の通り、３月定例会は予算議会であります。
一般会計　１０９億　６８６０万円（対前年度比　△１．７％）　特別会計、企業会計を合わせ　１９７億　７０７２万円（対前年度比　△２．５％）の予算が提案され５日間に渡る質疑を行い、全議案　原案通り可決致しました。

　合併から早や６年目、合併の特典も後半に入ってきました。
　今後の国の動向をふまえた財政の見通しや、税収の落ち込みについて対策・対応をどうするのか。リフレかやの里の再開、福祉施設の建設計画、加悦中の建て替え計画の基本設計、広域ごみ処理施設の協議は・・等々　多岐に渡る質疑応答がなされました。
　また今定例会は、東北関東地震のこともあり、当町の安心、安全、防災に対する質疑が多かったのも特徴であります。
　また一般質問では全議員が登壇し、それぞれの得意分野で理事者の考えを質しました。（内容は議会だよりをおたのしみに。）　予算、一般質問のほかにも多くの議案が提出（計４４議案）され、国民健康保険条例の改正案は賛成多数で、国保税の値上げを含む案件も可決致しました。
　なお、今定例会でも全議員が多くの提言を致しました。これに対し、「研究する」、「検討する」の答弁も多々ありました。しっかりと前向きに協議され、今後の町政に生かされることを期待しております。

　その他、議員提案として　ＫＴＲの存続と、取調べ可視化に対する意見書の提出と、被災地の支援復興を望む声明を決定し、ホームページと各庁舎で広報しています。
　また３月２０日、町内４ヶ所のお店先をお借りして、議員による募金活動を
行い、実に多くの町内外の皆様のご協力を得て、４５万４千円のご厚資をお受け致しました。　心より御礼申し上げます。
なお、議員からの３０万円と合わせ７５万４千円を日本赤十字社に送らせていただきましたことも付記し、第３６回３月定例会の報告と致します。


　　　　　　　　　　　　　　　　　与謝野町議会議長　　井田　義之