議長室（こども懇談会開催）

　こども懇談会開催

　与謝野町の小学生が、与謝野町議会議員との懇談会を通じて、議会の仕組みや行政に対する関心や理解を深めてもらうことや町の一員として、自分たちの町のことや町の将来について、積極的に考えたり意識したりする主権者教育の一環としての機会とすることを趣旨に、この懇談会を通じて
1　議会や行政の働きについて理解を深める。
2　自分たちが住む与謝野町や町の未来について、改めて知ったり考えたりする機会にする。
3　クラスや学年で考えた与謝野町の未来について、自分たちの考えを積極的に発表し、議会にこどもたちの考えを知ってもらう。
などをねらいとして、初めての「こども懇談会」を実施した。
　当日（7月27日）は、議員15名と町内の小学校8校から16人が参加し、まず本会議場での全体会で、こどもたちが2人1組になって一般質問の形式で「議会の役割」や「議員になるためにはどうしたらいいか」などの質問があり、議会側からは議会の仕組みを説明し、「みんなが住む町の暮らしをよくするためのもの」また「政治や経済の勉強が必要」などと答弁した。
　全体会のあと、4班に分かれて議員との意見交換を行い、こどもたちからは具体的に「学校にエアコン設置の必要性と要望」「ちりめん素材を活用した活発なまちづくり」「旧加悦鉄道の廃線後跡を活かしてＳＬを走らせる」「公園が少ない」「通学中の事故が不安なので、歩道の整備や交通安全対策の強化を」「丹後ちりめんの発展につながるイベントの開催」「小さくてもいいから映画館がほしい」など、当初予定をしていた時間を大きく越えるほどの活発な意見や要望が出された。
　最後にこどもたちに感想文を書いてもらったが、大半から「参加してよかった」「勉強になった」また、「将来議員になってみたい」との声もあり、所期の目的を十分達成できたと思う。今年度だけでなくできれば毎年行えればと希望したい。いずれにしても参加してくれたこどもたちには、感謝の気持ちでいっぱいだ。また、小学校の先生方や教育委員会の協力なくしてはできない取組みで、昨年からの企画が、関係の皆さまのご協力により開催できたことを心から感謝したい。参加していただいたこどもたちと議員が記念写真を撮って終了したが、本当に意義ある取組みであったと自画自賛している。

　平成29年8月24日
　　　　　　　　　　　　　　与謝野町議会議長　勢旗　毅