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【よさのみらい大学講座レポート】地域経済分析報告書ワークショップ

最終更新2024年02月29日(木) 12時00分
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地域経済分析報告書ワークショップ「もし与謝野町が20人のまちだったら」
講師 京都橘大学 経済学部
准教授 小山大介 氏
日時 ①11月18日(土)10:30〜
②12月16日(土)13:30〜
会場 ①TANGOYA BREWERY&PUBLIC HOUSE(与謝野町字下山田1342番地1)
②与謝野町産業創出交流センター(与謝野町字岩滝1767番地1)
参加者 ①9名
②9名
企画・運営 まちの人事企画室

ビジネス学部では地域内経済循環について学びました。

よさのみらい大学ビジネス学部では、昨年度に引き続き、令和3年度に実施した地域内の経済分析に基づいた「与謝野町地域経済分析報告書」を学び、より理解を深める機会を目的として2回に渡りワークショップを開催しました。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

「昨日の夜ごはん、何食べましたか?」

地域内経済循環と聞くと「難しそう…」「自分には関係ないかも」そんな言葉が頭によぎりませんか。実は、私たちの朝起きて寝るまでの生活の中には沢山の経済活動が含まれています。その身近な例として「夜ごはん」をテーマにワークを行いました。昨日食べたものを思い出し、その食材はスーパーで買ったもの?地域のスーパーそれとも大手スーパー?食材は国産それとも外国産?自家菜園の野菜の種はどこから来ているの?遡って考えることで、どれだけ地域内で生産し消費しているか、また輸入に頼っているかがよく見えてきます。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

ゲーム「もし与謝野町が20人のまちだったら」

 「経済」へのハードルが下り身近に感じたところで、ゲストとしてお越しいただいた京都橘大学准教授小山先生の「経済とは何か」の講義が行われ、経済についての知識や理解を深めた後、地域内経済循環ゲーム「もし与謝野町が20人のまちだったら」を行いました。この「もし与謝野町が20人のまちだったら」というゲームは、架空の人物になりきって行う演劇型ワークショップで、参加者が自身のなりたい職業、年齢などを設定し、与謝野町で暮らすことを想像します。そして「その他の参加者の出した人物とどのように関わっていきたいか」を通して、「ヒト・モノ・カネ」の動きを模造紙に可視化し、どう経済活動を循環させているのかを実感するゲームです。
 今回のワークショップでは「電力会社の社長」「脱サラした居酒屋店長(50歳)」「ホップ農家」など個性的なキャラクターが揃いました。「電力会社から居酒屋に電力供給をしてもらう」「ホップ農家がビール醸造まで行い、居酒屋に卸してもらう」など続々と経済活動のつながりができ、テーブルの上に夢が広がりました。

さまざまな意見が出たワークシート

さまざまな意見が出たワークシート

与謝野町の現状と課題とは

また、昨年度は辿り着けなかった「我に還る」というパートでは、「現実社会で自分は何ができるだろう」というフェーズにも入り、ワークショップで出た理想の与謝野町と現在の与謝野町を比較し、「現状の課題・不足しているもの」「与謝野町に必要なもの」を洗い出し、解決策の提案を行いました。参加者からは「川上産業である農業、畜産業などの第1次産業がない」「米などの生産はあるが2次産業の加工業は弱い」「既存の産業である織物業(丹後ちりめん)の活用」「外貨の稼ぎ方(特に観光業)」などの活発な意見交換が行われました。

参加者の感想と今後について

 参加した学生からは「高校の授業でも行なってほしい」「今まで考えたことのない分野で難しく感じた部分もあったけれど、これを行うことで日々の買い物や生活も意識することができると思った」など前向きな声が多く、若年層へのアプローチの必要性を感じました。

このページに関するお問い合わせ先

岩滝庁舎産業観光課
業務時間午前8時30分~午後5時15分
休日土、日、祝日 年末年始(12月29日~1月3日)
〒 629-2292京都府与謝郡与謝野町字岩滝1798番地1 本庁舎 1階
電話番号:0772-43-9012
FAX番号:0772-46-2851
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