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【よさのみらい大学講座レポート】体験商品を作って売る 地域の魅力をお金に変える

最終更新2023年04月01日(土) 10時00分
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体験商品を作って売る 地域の魅力をお金に変える
講師 株式会社ガイアックスTABICA事業部 松坂 颯志 氏
日時 2017年12月1日(金)19:00~21:15
会場 産業創出交流センター
参加者 48名

今回の講座は、講師に体験販売サイトの「TABICA」から松坂氏をお招きして、地域の魅力をどのように体験商品として販売していくかについて学びました。
「TABICA」とは人と人とのつながりをつくり、感動できる体験を生み出し、誰もが気軽に日帰り観光体験ができるような暮らし、そしてそのような体験を購入できるマルシェを目指すサイトです。暮らしの体験を、商品として輝くのではなく、体験行為を作っている「ホスト(受け入れる側)が輝く」ことを目指しています。

講座の様子

講座の様子

体験商品は世の中にさまざま存在しています。例えば、グループで分類してみると、大きく4つに分かれます。① まち歩き② ワークショップ③ 自然体験・農業体験④ 日本文化体験。

講座では、自然体験・農業体験の商品でTVの情報番組で紹介された時の動画の紹介がありました。そこで提供されていたのは、地元の方が地元の普通の生活を案内してくれる体験。「レンタルできるふるさと」のイメージです。竹を切るところから体験する流しそうめんや、地元のおばちゃんたちやおじいちゃんたちが集まってくれて何かを教えてくれる体験など。

ふるさとや街をシェアする考え方でした。最近では、地元で大切にしている祭りの神輿の担ぎ手を体験で募集するような商品も発売されているそうです。シェアリングシティー。シェアリングエコノミー(共有経済)の考え方で「場所」・「乗り物」・「もの」・「人」・「お金」等がシェアされている。体験商品とはまさに「人」「スキル」のシェアだと感じました。

TABICAで注目されている体験商品の紹介

TABICAで注目されている体験商品の紹介

東京都内の港区では、自転車のシェアシステムもスタートしていて、ものがあふれすぎている現代の消費志向が変わってきたことがわかります。

またこのような情報は迅速化され拡散されているそうです。情報の迅速化に伴い利用者の口コミはあたりまえとなり、ネットワークも簡単に形成されやすくなっているとのこと。TABICAのサイト内でも過去の体験利用者(参加者)にホストからメッセージが送ることができるようなシステムが存在しています。

次にTABICAで注目されている体験商品の紹介がありました。
●農業体験(収穫体験ではなく収穫作業を手伝うことにより農家の生活を味わう。どうして農家をやっているのか?どんなことを大切にしているのか?等をゲストと共有)
●占い師とめぐる神社巡り「まちあるき+占いワークショップ」(都市部で人気)
●鰻屋でのウナギ調理体験(店の3~5時の空いている時間使うことで効率よく体験を売る)

受講生の様子

受講生の様子

また、体験の作り方のコツとしては以下のようなポイントが説明されました。
①ホスト自身の視点や知識をきちんと伝えること
②ホスト×ゲスト、ゲスト×ゲストの交流が行われるための「時間の余白」をつくること
③ホストの想いや、大切にしていること、生きてきた背景等がわかること
④うんちくではなく愛情や好きである想いを伝えること
⑤ターゲットを意識すること
⑥使用するタイトル、写真は特に大切、わかりやすくインパクトのある文章を使用する

運営する上で大切なポイントは
①ゲストが自分事になるように
②ホストはまるでスナックのママ(したしみやすさ)
③お客様として接するよりも、対等な関係をつくること
④フラットに接すること
⑤少しは頼りがいのない、助けてあげたいと思われるくらいのホストでちょうどよい
などのコツを教わりました。

受講生同士の意見共有の様子

受講生同士の意見共有の様子

説明のあとはワークシートを使用して、実際に自分が体験商品をつくるイメージで企画を考え、会場の中で共有しました。最後にはたくさんの質問も飛び交いました。

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