町長メッセージ−令和8年与謝野町二十歳の成人式 祝辞−
令和8年与謝野町二十歳の成人式
1. はじめに
本日、二十歳の節目を迎えられた皆様、誠におめでとうございます。
また、今日まで深い愛情で支えてこられたご家族、そして地域の皆様に心より敬意を表します。皆さんが歩んできた20年という月日は、決して一人きりのものではありませんでした。今日という日は、皆さん自身の努力はもちろん、皆さんの成長を願い、見守り続けてきた多くの「眼差し」があったことを再確認する日でもあります。
皆さんが生まれた20年前の2006年、私たちが暮らすこの与謝野町も、3つの町が一つになり、新たな歩みを始めました。皆さんが二十歳になった今年、与謝野町もまた、合併20周年という大きな節目を迎えています。いわば皆さんと与謝野町は、同じ時代の空気を感じ、共に成長してきた「同級生」のような存在です。この記念すべき年に、こうして皆さんの勇姿を拝見できることに、特別な縁と深い喜びを感じております。
2. 「信じられている」という力
私自身の話を少しさせてください。
私がこれまで歩んできた道を振り返ったとき、自分を支え、突き動かしてきたのは、特別な才能や技術ではありませんでした。それは、「信じられている」という確かな感覚です。時にはわがままを言い、時には立ち止まることもあった私を、両親は何も言わず信じてくれました。また、地域の近所のおじさん、おばさんたちが、「藤真ちゃんなら大丈夫だ」「お前ならできる」と、根拠などなくても温かく背中を押し続けてくれました。その「信じられている」という安心感こそが、私にとっての「心の根っこ」となり、挑戦する勇気を与えてくれました。人は、誰かに信じてもらえることで、自分自身を信じる力が湧いてくるものなのです。
3. 皆さんへのメッセージ
二十歳を迎えた皆さんに、今日一番に伝えたいこと。それは、「あなたもまた、多くの人から信じられている」ということです。
ご家族から、地域の大人から、そして与謝野町から。皆さんが今日ここに座っていること自体が、周囲の方々の願いと信頼の証です。これから先、大きな壁にぶつかったり、自分を見失いそうになったりするときが来るかもしれません。そんなときこそ、今日この会場で感じる温かな空気や、これまで注がれてきたご家族や地域の皆さんの眼差しを思い出してください。「誰かが自分を信じてくれている」その感覚は、皆さんが新しい世界へ一歩踏み出すための、大きな勇気につながります。
4. 結び
与謝野町は、皆さんの可能性を強く深く信じています。皆さんがこれからどんな道を選び、どんな人生を織りなしていくのか、私たちはこれからもずっと、温かな信頼の眼差しで見守り続けていきます。
皆さんの眼差しの先に広がる前途が、輝かしいものであることを心から願い、お祝いの言葉といたします。
令和8年1月11日
与謝野町長 山添 藤真
