赤松議長就任あいさつ
若葉の候、「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」と謳われる新緑の美しい時季となりました。
さて、私はこのたびの議長選におきまして議長に選任されました。議会人として、浅学非才は勿論のこと、未熟な者ですが議会の活性化に傾注いたす所存です。何卒、温かいご理解と格段のご協力を伏してお願い申し上げます。
私は二つの目標を議会運営の中心におきたいと考えています。一つは議会自ら政策を立案する資質、識見、能力をもつことです。それから、町民と共にあるべき議会として町民とのふれあいの場を設けることです。議員各人の活動も大切でありますが、議会としての活動により、行政と対等に政策論議や財政論議ができるようになることを望んでいます。
このたび与謝野町議会基本条例が制定されました。議員個々の努力は当然ですが、議会としての活動が行財政に町民の福祉向上に反映できることを期待しています。
支持政党、地域利害などの垣根を乗り越えて議会としての活動を強化できればと念願しています。
また、議会本来の大きな使命であります、税金の使われ方に対する監視には一層の努力をしながら、新たな住民サービスに備えることのできる行財政改革を真剣に進めていくことに議会として万全を期します。
町民・町職員・議員の皆様のご協力のもとに議会の更なる充実をはかり、それらが住民福祉の向上と行財政改革の推進に寄与できますことを願いまして議長就任のごあいさつといたします。
平成24年5月10日 与謝野町議会 議長 赤松 孝一
井田前議長退任あいさつ
与謝野町議会第3代議長職の退任にあたり、お礼の挨拶を申し上げます。
2年間を振り返ってみますと、平成18年に 加悦、岩滝、野田川の3町が合併した与謝野町にとって、新しいまちづくりの節目となる5~6年目でありました。多くの行事、事業に恵まれた2年間であったと感謝致しております。与謝野町では有線テレビの拡張事業が完成し、開通式典に参加、また合併5周年事業として、岩滝大名行列が十年振りに実施され、すばらしい体験もさせていただきました。府の事業では、宮津~与謝野間の高規格道路の開通式や、丹後縦貫林道も丹後町から国道312号線の水戸谷までの全線が完成、奥寄り線の開通式ではテープカットをさせていただきました。
国の事業でも第26回国民文化祭が京都府で開催され、プレイベントも併せ、与謝蕪村顕彰俳句大会が実施され、いろいろな会場へ参加し、楽しませていただきました。
加えて木崎良子選手のオリンピック出場。与謝野町でも旧3町でも初めての快挙であり、与謝野町初の名誉町民の誕生や、ロンドンオリンピック女子マラソン出場の激励会にも参加したり、本会議場からエールを送ることもできました。
議会と致しましては、昨年の東日本大震災に対する募金活動もいち早く実施していただき私達の気持を届けることができました。そして、私が一番皆さんと共に喜びたいのは、活性化特別委員会の皆さんを中心に、3月3日、10日、17日の議会懇談会の実施と議会基本条例の制定で、全議員18人が 心ひとつになったことであります。これは与謝野町議会にとって、第一ステージの到達点であると共に、大きな、大きな第2ステージのスタートではないでしょうか。
そして、これからもゴールのない道ではありますが、より以上に与謝野町議会が一致団結して、町民の方々と一体となり、名実共に二元代表制の確立に向かって進んで行かなければならないと考えています。
結びになりますが、こうして振り返ってみますと、忙しさを楽しみながらやらせていただいた そんな思いであります。改めて二年間を支えてくださった、議会の皆さん、行政の皆さん、町民の皆様やお世話になった方々に心より感謝申し上げ退任のあいさつとさせていただきます。
本当にありがとうございました。
平成24年5月10日 井田 義之
