第41回12月定例会の閉会にあたり

第４１回　平成２３年１２月定例会の閉会にあたり

　12月1日招集の定例会、例年になく早い日程で、12月16日外では小雪の舞う中での最終日となりました。
　提案された16議案すべてを全員賛成で議了致しましたが、内容的にはいろいろあったと思っています。
　そこで、今回は議事進行の立場から、私の閉会の挨拶をもって、12月定例会の報告と致します。
　
本定例会では、町政全般にわたり13人から一般質問の通告があり、日程を2日間とさせていただきましたが、2日共に時間延長となりました。13人のとき3日間の日程でゆっくりするのが良いのか、2日間で終えるのが良いのか、今一度考えてみたいと思います。
　一般会計補正予算（第6号）『116百万円増額』の予算審議でも、ほとんど全議員が質疑を行い、活発な議論が展開されましたが、活発すぎて議案の内容からはみ出す質問が多く、議事進行に苦慮致しました。これも今後の大きな課題のひとつだと考えています。

　また、今定例会では、9月定例会に於ける違法な科目間の予算流用に対する附帯決議、加えて従来から懸案事項の専決処分に対する改善対応を適正に整理され、その結果の報告を受けました。
・予算流用は法の認める範囲で流用伺書でもって確認する。
・専決処分は緊急を要し、議会を招集する時間的余裕のない場合に限り専決し、不用額の調整はしない。
とされました。
　今回の行政の取り組みは高く評価したいと思います。
　ただ、福祉空間事業に対する附帯決議（旧加悦加工場跡地の造成）の結末があいまいなまま、建築の起工式が終わっていたのは残念に思います。
　今後は、附帯決議の意味を理解していただき、予算流用の件と同様に、本会議であったことは本会議での中で一定のケジメをお願いしておきます。

　もうひとつ、今回は地元の方々から4件の請願をいただきました。
・与謝野町入札制度に対する請願書
・障害者総合福祉法の制定を求める国への意見書についての請願書
・ＴＰＰへの参加反対の意見書を求める請願
・子どもたちにゆきとどいた教育をすすめるための教育予算増額、教育諸条件の整備充実を求める請願書
すべて継続審議となりましたが、議会と致しましては有難いことであり、閉会中も含めしっかりと審議しなければと思っています。

　あとになりましたが、皆様のご協力により、この1年が無事に終了致しましたことに心より感謝申し上げ、来る平成24年が辰年にあやかって飛躍の年となりますよう、併せて町民の皆様と、行政の方々、議員の皆さんのご健勝を祈念いたしまして、閉会の挨拶と致します。
（以上が、12月定例会の主な私の雑感でもあります。）

9月定例会以降、国民文化祭、岩滝大名行列等々多くの行事があり、議会の中でも議会活性化特別委員会・庁舎問題特別委員会・広報特別委員会に、3つの常任委員会・議会運営委員会と日程調整が難しかったことを付記致します。

今年1年議会に対するご理解、ご協力に対し心より感謝申し上げますと共に、来る平成24年が災害のない穏やかな年となりますよう、併せて町民の皆様のご多幸をお祈りし、議会報告と致します。

　　　　　　　　　　　　　与謝野町議会　議長　井　田　義　之