町政 議会議長室
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議長室(6月定例会を終えて)

最終更新2021年07月01日(木) 10時00分
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 今回の6月定例会では条例改正、人事案件、令和3年度の一般会計、特別会計、水道事業会計の補正予算審議でありますが、当初3月議会に提案され否決となった染色センター条例の一部改正が6月議会に再度提案されましたが、再度否決となりました。
 またクアハウス施設における「京都府レジオネラ症発生予防のための入浴施設の衛生管理に関する条例施行規則」が遵守されておらず、その責任の所在が明確でなく議会が紛糾しました。
 つまり、公の施設は直営と指定管理の方法で管理しますが、指定管理者に委ねる施設の管理運営は指定管理者が法令遵守を含め行なうもので、行政は公の施設を委ねた指定管理者を管理するものです。その基本的概念が薄く管理不行届きであります。指定管理制度とは、公の直営では困難な施設を民間の持つノウハウ、活力を活かし施設運営の活性化を目指すものであります。行政はそう言った事の管理概念、管理監督の厳しさを持って職務に当たって頂かなければなりません。今回のように「京都府レジオネラ症発生予防のための入浴施設の衛生管理に関する条例施行規則」は施設利用者への健康、衛生面へ影響する問題であります。公の施設を委ねた指定管理者は「集毛器」の毎日清掃は「京都府レジオネラ症発生予防のための入浴施設の衛生管理に関する条例施行規則」に義務付けられており認識されていると思いますが、それにしても令和3年2月25日に所管課が問題視した時に行政組織として即対応する問題を6月議会まで対応ができておらず、行政組織として管理意識の欠落としか例えようがありません。この様な事が議会を混乱させる原因と考えております。
 また染色センター条例の一部改正が再度否決という結果ですが、旧野田川織物技能訓練センター・旧加悦染色センターの利用状況からみて、業界の激減が物語っている様に思いますが、今後の活性化は当然必要です。しかし、その前に施設の老朽化、業界の現況と将来、人口の激減、高齢化の状況を鑑み、今後の業界にとって本当に重要な施設とはどの様なものか十分な議論が必要と考えます。
 山積する当町の課題と将来を考える時に、現状では全ての施設維持管理は到底無理である事を先ず認識して頂きたいのであります。当町の公共施設総合管理計画の財源不足約157億5千万円と予測され、前期10年、中期、後期と30年間で老朽化順に建替えなど施設整備をしなければなりませんが、既に多くの施設が耐用年数が来ております。その中で行政運営全体の財政難はしかり、計画行政が図れていない状況では、先ず行政経営の健全化に取り組んで頂きたいと考えます。
 議会としては持続可能なまちづくりを求めなければなりません。議会は住民自治を司取り住民の公平性を基本とし、二元代表制の役目を果たすべき取組を目的としておりますので、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
 「人事案件」では、 2期7年間、当町の教育行政のトップとしてお世話になりました塩見教育長様が6月30日をもって任期満了にて退任されることになりました。教員生活から長年教育環境を知り尽くされ当町の教育長としてお努め頂き多大なご尽力を賜りました。 心から感謝を申し上げますと共に、退任後も益々ご健勝にてご活躍頂き、なお当教育行政へ一層のご指導、お力添えを賜ります様、心からお願い申し上げます。本当に長い間ありがとうございました。町民の皆様と共に心より厚く御礼申し上げる次第であります。
 以上で第102回令和3年6月定例会を振り返ってのご挨拶と致します。

与謝野町議会 議長 多田正成

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