最終更新2011年07月15日(金) 16時02分
平成23年6月定例会の様子
第37回平成23年6月定例会
6月定例会を振り返って
季節はずれの台風2号が過ぎ去った、6月1日開会した第37回平成23年6月定例会、会期を3日残して20日間の日程で終了致しました。
台風の被害に遭われました方々に、心よりお見舞い申し上げます。
今定例会は異常気象なのか、涼しい日と暑い日、寒暖の差が激しい中の議会でありましたが、天候に負けず、議場の空気も幾度かアツイ議論となり、進行に苦慮したり、時間の読めないことも時々ありました。
全体と致しましては、東日本大災害を参考とした与謝野町の安全対策や、産業・観光振興に関する質疑、加えて庁舎統合問題も大きくクローズアップされました。反省点もありましたが、総じて活発な質疑ではなかったでしょうか。
中でも、“専決処分”の提案には、異議の申し立てがありました。
この専決処分の案件は議員が是々非々で判断できない、言い換えれば否決できない提案であり、特別の条件・理由がある内容のみ提案が認められております。ところが、「今回の議案には専決の条件を満たしていない内容までが含まれているのではないか」と疑義が出たのです。その後、行政側から今後の見直しを約束され、今回の質疑は進行させていただきました。
(専決問題は、早い時期に一定の整理が必要な大きな課題です。)
また、平成23年度補正予算(第1号)に対する“付帯決議”が賛成多数で可決されました。付帯決議とは簡単に申し上げますと、予算は認めるけど執行に一定の条件を付けて要望や意見を決議することです。
今回は旧加悦加工場の跡地を京都府より購入し、地域共生型福祉施設を建設する予定ですが、この土地の造成工事の追加予算が、約2,000万円計上されました。この財源の交渉を建築工事に入るまでに京都府と済ませるよう決議したものです。
(詳しくは、議会議事録、議会だよりを見ていただければ理解していただけると思います。)
なお、議員の動きですが、太田町長から突然発表された庁舎統合提案を見極める目的で庁舎問題特別委員会を立ち上げました。
議会で約束された「検討委員会」を設置されず、議員の意見を聴く機会もありませんでした。行政内部の「ワーキンググループ」のみで決定された提案内容の検証が必要ですし、また、町民の皆様の声を参考にさせていただき、『最終判断』の責務を果たしたいと考えています。
後になりましたが、活性化特別委員会も具体的な内容の協議を行ってきております。
庁舎、活性化ともに皆様のご意見をいただきますようお願いし、6月定例会の報告と致します。
与謝野町議会 議長 井 田 義 之