第３３回平成２２年９月定例会の報告

　９月１日に開会致しました本定例会は、例年にない暑さの続く中、３４日間の長い日程となりましたが、１０月４日をもって終了致しました。
　また、会期中には与謝野町主催の敬老会（３会場）や、よさの大江山登山マラソン（全国から約８００名参加）、小学校区対抗町内一周駅伝競走大会など実に多くの事業も実施され、町民の一体感の醸成も計られました。

　開会の挨拶で申し上げました“いつまで続くこの酷暑？”は、「暑さ寒さも彼岸まで」の彼岸を過ぎて少し和らぎました。
　が、“どこまで進む円高と産業の空洞化？”については今も同じ心境であり、雇用、税収の回復の為にも１日も早く異常な円高が適正になります様期待しています。

　さて、９月議会は皆さんご承知の通り、決算認定が主たる議題であります。平成２１年度の決算は、一般会計と特別会計の総合計で　収入済額２２８億５，９００万円、支出済額２２４億４，９００万円、差引４億１，０００万円の黒字で提案され、常任委員会でそれぞれの担当分野を詳しく分析し、その後本会議においても５日間をかけ、特に一般会計では延べ３６名の議員が質疑を致しました。（質問は１議員１５分以内３回までの持ち時間。）
　特筆すべきは経常収支比率が９０％と良好であったことです。その結果、全議員賛成で平成２１年度決算を認定致しました。

　今年の９月定例会は、決算認定の他にも多くの重要案件が提案されましたが、中でも主なものは、
　１．リフレかやの再開が多くの議論の末決定されました。（賛成多数）
　２．工事請負契約
　　　・デジタル防災行政無線システム整備工事　　４億２，５００万円（全員賛成）
　　　・上水道の整備工事　４件　　合計で４億３，３００万円（全員全議案賛成）
　３．加悦加工場の跡地の購入（京都府と契約、総合福祉用地に活用）　　２億２，２００万円　
　だと思います。

　一般質問も実に１６名の議員がそれぞれの得意な分野、緊急と思われる質問・提言を致しました。

　町民の皆さんの代表としての議会の提言が、今後の町政に生かされることを願うものであります。

　議会と致しましても、国に対する意見書３件
　　・米価の抜本対策を求める意見書
　　・北朝鮮による拉致問題及び特定失踪者問題の早期解決を求める意見書
　　・尖閣諸島沖における中国漁船衝突事件に関する意見書
　を提出致しました。

　また、『与謝野町議会活性化特別委員会』を設置致しました。
　７人の議員で構成し、今後の議会、議員のあり方の検討や協議を行い、より以上の議会の活性化と町民の皆様方から信頼される議会を目指す所存であります。

　今後とも、より一層のご指導・ご意見を賜ります様お願致します。

　　　　　　　　　　　　　　
　平成２２年１０月７日
　与謝野町議会議長　　井田　義之