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水道料金の改定

最終更新2025年05月09日(金) 08時30分
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【令和7年11月請求分から】水道料金を値上げさせていただきます

与謝野町の上下水道事業は使用者の皆様から納めていただく上下水道料金で事業運営をしていく独立採算を原則としています。
また、住民生活及び社会活動を支える重要なインフラであり、将来にわたって健全に維持していかなければなりません。
上下水道事業の持続可能な経営基盤を作るために検討した結果、水道料金を値上げせざるを得ないとの判断に至り、次のとおり値上げをさせていただくことになりましたので、ご理解とご協力をお願いします。

これまでの経過

安心・安全な水を供給するため、上下水道事業の持続可能な運営基盤の構築に向けて、令和6年4月に上下水道審議会に諮問を行い、令和7年1月に答申を受けました。
答申の主な内容は、大規模災害時を想定し、最低限の現金預金(4億円)を維持するため「水道料金の基本料金と基本水量を見直した料金(平均改定率19.9%)に改めることが適当」また、「令和5年6月に改定した下水道使用料と農業集落排水使用料の改定は見送る」というものでした。この答申をもとに、3月定例会に水道料金に関する条例改正案を提案し、可決をいただきました。

値上げをする理由

①現金預金の減少【実質赤字】

水道事業会計の決算は、形式上は黒字ですが、現金収支は令和5年度を除いて赤字が続いています。
平成29年度に約11億円あった現金預金が令和5年度末には約6億円まで減少しており、このままでは令和13年度には現金預金が底をつく見通しです。

現金預金の推移

現金預金の推移

現金収支が赤字になっている原因は、水道水を供給するためにかかった費用を料金収入で賄えていないことです。
1㎥の水道水を作るのに254.7円かかっているのに対して皆さまからいただいている水道料金の平均単価は1㎥あたり182.6円となっており、1㎥につき差額の約72円が赤字となっています。

有収水量と給水原価・供給単価の推移

有収水量と給水原価・供給単価の推移

②水道施設の耐震化、老朽化対策にかかる費用

与謝野町では、水道施設耐震化計画を策定し、令和3年度から水道施設の耐震化に取り組んでいます。
令和5年度末の耐震化率は水量ベースで浄水場が約81%、配水池が約60%、基幹管路(重要な水道管)が約54%となっており、この値は全国平均および京都府平均より高くなっています。
しかしながら、水道管の大半を占める一般の水道管(約200km)の耐震化には未着手の状態です。
さらに、老朽化した浄水場や配水池を将来の水需要を見据えたかたちで統廃合し、効率化を図るとともに耐震化を進める必要があります。
耐震化計画では令和18年までの11年間で基幹管路の耐震化や男山配水池の更新などに取り組む予定です。

③物価高騰の影響

水道水をつくりご家庭まで水を届けるためには、取水場、浄水場、中継ポンプ場、配水池など多くの施設を経由しており、それぞれの過程で非常に多くの電力を必要としています。
電気料の高騰や浄水場で使用する薬品代や機械代、さらには水道管などの材料代や人件費など、さまざまな物価の上昇が続いており、非常に大きな影響を受けています。

これまでの経営改善の取り組み

①水道施設の統廃合(効率化)

加悦地域の浄水場3カ所、配水池3カ所を廃止し、1カ所の浄水場と2カ所の配水池に統廃合したことにより施設利用率が約40%から約70%へ向上しました。

②遠隔監視設備のコスト削減

老朽化した遠隔監視設備を更新する際に、監視方法を見直しクラウド型とすることで、更新費用の削減と巡回点検頻度の見直しなど維持管理の効率化と経費削減を図りました。

③水道課と下水道課の統合(人員削減)

合併当初の水道課15人、下水道課8人の体制から上下水道課に統合し、水道事業と下水道事業を一体で運営することにより13人体制で経営の効率化を図っています。
これにより、合併当初と比較して上下水道事業で年間約6,000万円の人件費削減を図りました。

料金改定について

一般家庭の値上げ幅は607円(税込み)

今回の料金改定では、料金体系の見直しも行っており平均改定率は19.9%です。
一般家庭(メーター口径13ミリ)の平均使用水量20㎥では、3,463円(税込み)から、4,070円(税込み)となり607円の値上げとなります。
令和7年11月請求分(10月使用分)から新料金となりますが下水道使用料は変更ありません。

大口径メーターの見直しをご検討ください

料金体系の見直しでは、基本水量を廃止し、10㎥までの従量料金を新設しました。また、基本料金をメーター口径ごとの給水能力を参考に見直したため、メーターの口径が大きくなるにしたがって基本料金がより高額になります。
大口径(φ40ミリ~φ75ミリ)のメーターをご利用されているご使用者の方で、毎月の使用水量が少ない場合は、メーター口径の見直しをご検討ください。

水道料金表

水道料金表

新旧料金比較

新旧料金比較

※料金計算式

(基本料金+(従量料金×使用水量)(各区分ごと))×1.1=請求額
 例 13ミリ・10㎥の場合
   (1,500+30×10)×1.1=1,980円
   13ミリ・20㎥の場合
   (1,500+30×10+190×10)×1.1=4,070
【100㎥以上】
 (基本料金+(使用水量×220-2600))×1.1=請求額
 例 25ミリ・200㎥の場合
   (2,300+(200×220-2,600))×1.1=48,070
   75ミリ・1500㎥の場合
   (24,800+(1,500×220-2,600))×1.1=387,420

料金改定に関する説明会を開催します

水道料金の改定内容についての説明会を下記のとおり開催します。
ご都合の合う会場にお越しください。申し込みは不要です。

日時・会場
令和7年5月31日(土)午後2時〜 わーくぱる(第2会議室)
令和7年5月31日(土)午後7時30分〜 知遊館(研修室)
令和7年6月4日(水)午後7時30分〜 元気館(農事研修室)

福祉減免制度を拡大します

水道料金の改定に伴い、下水道(農業集落排水施設)使用料に適用している「福祉減免制度」を水道料金に拡大する予定です。

このページに関するお問い合わせ先

野田川庁舎上下水道課
業務時間午前8時30分~午後5時15分
休日土、日、祝日 年末年始(12月29日~1月3日)
〒 629-2392京都府与謝郡与謝野町字四辻65番地 野田川庁舎1階
電話番号:0772-43-9031
FAX番号:0772-43-0171
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