町長メッセージ
与謝野町長 山添藤真
新年明けましておめでとうございます。町民の皆さまにおかれましては、ご家族ご友人おそろいで和やかな新春をお迎えになられましたこと、心よりお慶び申し上げます。新たに迎えた本年も町民の皆さまとともに、より豊かな与謝野町を築くことができるように、誠心誠意努力を重ねてまいります。
昨年の春に執行されました町長選挙において、町民の皆さまからのご信任を得て、3期目の当選を果たすことができました。5日間の選挙期間中、子どもから高齢者にいたるまで幅広い年齢層の皆さまと触れ合い、町政に対する強い思いを受け止めることができました。その中で、私たちのまちが有する可能性や希望を感じ取ることができ、今任期を通じて、これらを大きく育むために誠心誠意取り組む決意を新たにしたところです。選挙期間中に訴えた7つの基本政策で構成した公約「未来への展望」と第2次与謝野町総合計画をはじめとする各種計画との整合性を図りながら、行政運営を行ってまいります。
昨年を振り返る
さて、昨年を振り返ると、引き続き新型コロナウイルス感染症から町民の皆さまの命・健康・生活・営業を守ることを最優先課題に位置付け、全職員が一丸となり取り組んだ1年でした。特に、新型コロナワクチン接種事業においては、医療従事者の皆さまの格段のご協力によって、希望する方への迅速な接種に取り組み、感染拡大や重症化リスクを低減することができました。そして、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令には至らない状況が続いていることから、一昨年と比較すると、社会的・経済的な活動に制限がかかる状況にないことは、これまでの努力の結果であり、回復基調を目指していく上で喜ばしいことだと認識しています。このような状況のもと、年次方針に掲げた「希望の与謝野」を実現するために、町民の皆さまや関係団体と連携しながら各種政策を実行しており、地域内では未来を照らす取り組みが各分野で進んでおります。新産業の創出分野においては、民間事業者によって、町内初となるビール醸造工場の建設工事が着手され、来年の夏ころには町内産ホップを使用したクラフトビールの製造が開始される見通しとなりました。また、子ども子育て環境の充実に向けては、専門的な知見をもつ医師によって、障がいや発達に課題のある児童に対して療育支援を提供する拠点整備も進みつつあります。さらに、長年にわたって要望活動を行ってきた主要地方道宮津養父線岩屋峠の改良促進も進み、11月には第一工区の完成式典を執り行うこともできました。
令和5年度は組織間の連携を一層強化
本年においては、新型コロナウイルス感染症を乗り越え、町民の皆さまとともに育んできた与謝野町の希望や可能性を大きく飛躍させる1年にしていきたいと強く思っております。そのために、令和5年度は役場の機構改革を行います。組織間の連携をより一層強化し、力強く政策推進を図ってまいります。その上で、全職員が一丸となって、行政サービスの向上にも努めてまいりたいと考えております。
結びに、本年が町民の皆さまにとって災害のない最良の年になりますよう、心からご祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。
令和5年1月1日
与謝野町長 山添 藤真