日本政府は、京都府に対して発令している緊急事態宣言を令和3年9月30日をもって解除することを決定されました。この判断を踏まえて、京都府の西脇知事は、府民に対して感染リスクを低減するための取り組みを要請されました。期間は令和3年10月1日から10月21日までとなっています。
第一に、基本的な感染防止対策の要請です。ワクチン接種の有無にかかわらず、正しいマスクの着用・こまめな手洗い・外出先での手指消毒設備の活用などを引き続き徹底してください。第二に、感染リスクを低減するための要請です。飲食時の注意・外出時の注意・学校生活等での注意・職場での注意を示されていますので、京都府公式ホームページなどでご確認ください。
与謝野町におきましては、緊急事態宣言下に行っていた公共施設の時間短縮営業などを解除し、町民の皆様の社会活動を支えていきます。町内の感染状況は、第5波では感染者が急増していましたが、約1カ月の間においては新規感染者を確認していません。これもひとえに、町民・事業者・医療従事者の皆様が感染予防にご尽力いただいた賜物です。改めて、心から感謝申し上げます。
そして、新型コロナウイルスワクチン接種事業については、すべての接種対象者のうち、1回目の接種を済まされた方が85％、2回目の接種を済まされた方が72％となっております。この状況を踏まえて、集団接種事業については10月末をもって終了することといたします。
本日をもって緊急事態宣言の解除となりますが、新型コロナウイルス感染症を乗り越えたという段階ではありません。引き続き感染症対策を講じながら、社会経済活動を回復基調に乗せ、ポストコロナ社会に向けた地域づくりを進めなければなりません。そのためには、すべての町民・事業者の皆様と行政が力を合わせなければならないと考えております。
私は、このコロナ危機を乗り越え、すべての町民の皆様一人ひとりが尊重され、豊かな日常生活を送ることができるまちを作り、次世代に継承したいと強く願っています。引き続き、全庁体制で取り組んでまいりますので、まちづくりへのご参画をお願い申し上げます。
令和3年9月30日
与謝野町長 山添藤真