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2021.1.1 令和3年新春のご挨拶

最終更新2021年01月01日(金) 08時30分
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優しく、変化するまちへ

新年明けましておめでとうございます。住民の皆様におかれましては、ご家族やご友人とともに輝かしい新春をお迎えになられましたこと、心よりお慶び申し上げます。新たに迎えた本年も、住民の皆様とともにより豊かに与謝野町を育み、次世代に継承するために全身全霊を込めてまちづくりを推進する決意です。


2期目のスタートとなった平成30年度以降は、町民憲章に示されているまちの理想像を実現するため、約2000人の住民参画を得て策定した第2次与謝野町総合計画に基づき行政運営を行ってまいりました。果敢にチャレンジを重ね、一定の成果を生みだすことができました。そのような歩みを経て迎えた今年度は、世界中で蔓延する新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、行政の最重要課題を新型コロナウイルス感染症対策に据え、全職員が一丸となり対策を講じる毎日となりました。現在は、新型コロナウイルス感染症の拡大を抑えつつ、社会経済活動を回復基調に乗せ、新しい生活様式を踏まえたまちづくりを展開している最中です。


誰一人として経験したことのない事態に直面する中、地域社会においてもさまざまな不安と格差が生じる可能性があると認識しており、新型コロナウイルス感染症対策の主たる柱には「厳しい状況にある住民と事業者に対する支援の強化」を掲げています。困難な時代だからこそより一層、誰にでも優しいまちづくりの推進を図りたいと考えています。


施策の一例を挙げると、社会全体でデジタル化が強力に推進されている中、住民の間で情報格差が生じることのないようにしたいと考え、視聴覚障害のある方に対する情報通信機器端末の導入補助金制度の新設と導入支援事業を進めることとしています。私たちがつくる地域社会は多様であり、それぞれの状況を把握しながら、優しい政策を進めていきたいと強く思っています。


また、変化することの大切さを感じた1年でもありました。3つの密(密閉・密集・密接)を避ける必要があることなどから、新しい生活様式の定着が推奨されてきました。感染症とともに生きることを考えると、必要不可欠な対応と認識しています。それらを踏まえて、与謝野町内では数多くのチャレンジが生まれ、その一つ一つに勇気づけられました。


町内の飲食店関係者を中心に阿蘇ベイエリア活性化実行委員会が組織され、昨年10月と11月の週末に阿蘇シーサイドピクニックを開催されました。3つの密を避けられ、気持ちの良い屋外空間で地場食材を活かした食を提供したいとの思いが込められた取り組みでした。また、臨時休業などで学校活動に影響を受けている児童・生徒に対して、地域社会が主体となり、子どもたちに好奇心を育んでもらいたいと数多くのプロジェクトが実行されています。ご紹介したのは一部で、町内全体を見渡すと数え切れないほどの取り組みが生まれています。


新型コロナウイルス感染症の拡大は、私たちの生活に大きな影響を与えています。それがゆえに、住民の皆様の間でお互いを思いやる気持ちが強く醸成されているのではと感じています。国難と表される事態をみんなで乗り越えていくための強みは、すでに私たちの手中にあるのではないでしょうか。


最後になりましたが、本年が住民の皆様にとってこの上ない年となりますよう、心からご祈念申し上げ年頭のご挨拶といたします。


令和3年元旦 与謝野町長 山添 藤真

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