本町では、平成26年(2014年)に制定された「まち・ひと・しごと創生法」に基づき、平成27年12月に「与謝野町ひと・しごと・まち創生総合戦略」を策定しました。
これまで、与謝野町ひと・しごと・まち創生総合戦略に基づき、様々な取り組みを進めてきましたが、戦略実施期間が令和2年(2020年)3月末までとなっていることから、第1期における取り組みの成果と課題の中間分析を行うとともに、国及び京都府の次期総合戦略の基本的方向等を勘案し、「第2期与謝野町ひと・しごと・まち創生総合戦略」を策定しましたので、公表いたします。
第2期与謝野町ひと・しごと・まち創生総合戦略について
「第2期与謝野町ひと・しごと・まち創生総合戦略」では、関係人口の創出や未来技術の活用、SDGsの理念に沿ったまちづくりといった新たな視点を加え、様々な主体による協働社会・共助社会づくりといった視点をより重視し、第1期に引き続き、本町の人口ビジョンで掲げている「2060年以降に16,000人前後で落ち着くおおむね人口維持」を目標に、縮小する社会にあっても、ここに住む人やこの地域が輝き「老若男女がイキイキする与謝野(まち)」づくりを目指す戦略として、5つの基本目標を柱としてまとめています。
5つの基本目標
まちや地域に対する愛情(よさの愛)を持った「ひとづくり」を最重要目標とし、よさの愛にあふれたキラリと光る人財による「しごとづくり」「まちづくり」を推進します。
基本目標1
与謝野を愛し、多様性を認め合いながら、新しいモノやコトを創出する地域人財をつくる
~よさの愛あふれる“よさの人(びと)”の育成、活躍、そして、チャレンジを応援~
(ア)地域で育む地域人財の育成
(イ)チャレンジできる担い手育成
(ウ)共感でつながる人の輪づくり
基本目標2
たすけあう地域ぐるみの出産・子育てを実現
~子育てするならこのまちで~
(ア)切れ目のない妊娠・出産・子育て支援
(イ)保育サービスの充実
(ウ)地域における子育て支援
(エ)子育て家庭にやさしい環境の整備
基本目標3
持続可能な与謝野の産業をつくる
~与謝野町中小企業振興基本条例を核とした地域企業の育成~
(ア)地域企業の継続的な生産・経営基盤の確立
(イ)産業人財の確保・育成
(ウ)地域経済循環の確立
(エ)情報発信と地域資源発掘
(オ)持続的経済を目指す調査研究
基本目標4
まちへの人の流れをつくる
~人と仕事の魅力で、交わる、関わる、集うまち~
(ア)まちなかの魅力発見、掘起し、そして共感
(イ)よさの暮らしをイメージする体験型交流の推進
(ウ)移住定住支援の強化
基本目標5
地域と地域が連携し、持続可能なまちをつくる
~新しい時代の流れを力に、つながり助け合って、安心・元気な暮らしを実現~
(ア)地域住民による地域づくりの推進
(イ)誰もが暮らしやすい生活環境の整備
(ウ)京都府北部広域連携事業の推進、自治体間交流
(エ)豊かな自然環境の維持と活用
戦略の実施期間
令和2年度~令和6年度までの5年間
評価報告書
地方創生の推進には、中長期的な視点で取り組む必要があるため、地域の課題や実情に応じたKPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標)を設定するとともに、外部有識者の知見や町民の意見を活用しながら、データによる効果検証を行い、効果的かつ効率的なPDCAサイクルを実践することが重要です。
本町では、与謝野町総合計画審議会や内部推進体制において、第2期与謝野町総合戦略における取り組みを点検、評価及び効果検証するPDCAサイクルを構築しています。本報告書は、急速に変化する社会経済情勢に対応した地方創生の充実、強化に向けた、本町の取り組み点検、評価及び効果検証した結果を取りまとめたものです。