実証実験の第1弾として、複業クラウドを活用し「広報広聴戦略アドバイザー」の1職種で複業人材を公募。令和3年度、庁内プロジェクトチームにおいて施策を推進するための具体的な事業を盛り込んだ広報広聴戦略の策定にあたり、チームの一員としてアイデアを出していただける複業人材として広報広聴アドバイザー2名を登用しました。
期間は令和3年12月17日から令和4年3月末までの約3ヶ月間で、オンラインによるアドバイスを中心に町の広報広聴戦略策定に向けてサポートいただきました。
報告会
活動スケジュール
令和3年11月18日 | 実証実験スタート・公募開始 |
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令和3年12月2日 | 公募終了 |
令和3年12月17日 | 任命式、業務開始 |
令和4年3月末 | 業務終了 |
令和4年4月12日 | 最終報告会 |
取り組みの内容/成果
・広報公聴戦略の策定
戦略の目的や施策について協議を重ね、戦略案を策定しました。常に「ありたい姿」を意識したアドバイスをいただいたおかげで、ブレない戦略ができました!
・よさのみらいトーク意見交換
よさのみらいトークを活用し、住民と行政、住民同士の対話や意見交換を推進すべく、活用に関する意見交換を行いました。
広報広聴戦略アドバイザー 鏡 晋吾 氏
鏡 晋吾 氏
応募に際し戦略骨子を拝見した時に「住民が主人公になるまち」と書かれており、少子高齢化等いろんな問題を抱えている中で、住民が主人公になるまち、住民がこんなまちにしたいということ発信し合えるようなまちは非常に大事だと思っており、住民がそれぞれの意見に共感して。自分たちの町に誇りを持ってもらうような広報が必要だと感じていました。また、広聴という言葉はこれまで知らなかったが、広く住民の声を聞くということは大事なことだと思いました。住民の声を聞いて庁内で共有して、それを「きちんと発信するというサイクルが大事。
戦略をつくるにあたって ターゲットに対して的確にどう届けていくか、それに対する目標設定(KPI)などについて、民間で経験してきたことをもとに色々アドバイスさせていただきました。一番大事なことは住民のみなさんにとっていいことも悪いことも発信し合えるまちであることが大事ですし、戦略の最後に住民が上にあってその下に役所がある図が描かれておりこれが大事だと思っており、住民の方々と役場の方が双方に発信し合える仕込みを作ることも必要かと思いました。
今回3か月という短期間で、しかもすべてオンラインで戦略をつくることに関して、非常に難しかったし、これは与謝野町役場の方も同じように感じておられたと思います。今後もこれをどんどん書き換えて行ってもいいし、住民の皆さんと対話していく中でよりよい戦略にし全国で見本になるようなまちになっていただけたらと思いますし、私もその一助になれたらと思います。
広報広聴戦略アドバイザー 松本 慕美 氏
松本 慕美 氏
3か月間が非常に短く感じました。お世話になりありがとうございました。
官民連携ということで複業人材の登用は初めてと伺っておりまして、私も最初の頃はぎこちない感じでしたが、最後の方は意見交換が白熱してとても良い機会になったと感じています。
これから人口減少や高齢化がさらに進んでいくなか、小さな町だからこそできること、小さな町だからこそ住民が主人公になって住民が作り上げるまちになっていくと感じています。与謝野町さんがDesidimだとか広報広聴に力を入れて行くということにとても共感して、そこに参画させていただけたことをとても嬉しく思います。3か月終えてもこのようなところが与謝野町の魅力、小さいながらも光る事業をされていることが魅力と感じています。
3か月と短い期間でしたので事業の進捗を見て戦略を変えて行かれたたら良いですし、自分たちがどうありたいのかを持ちながら前に進んで行ってもらえたら私も嬉しく思います。
今回きっかけをいただきましたので、コロナが落ち着いたら、あらためて長期間で与謝野町へお邪魔したいと思います。